芸術の領域まで昇華された腕時計
MISANI(ミザーニ)の創り出す時計は今日のジュエリーデザイン界で極めて独特で、過去のスタイルにもあてはめることはできません。そこにはバロックからアールデコ、そしてヘレニズムからルネッサンスに至るまで、多くの歴史的要素をかいま見ることができます。それぞれの時代の異なる様式とアートが、想像を越えた融合をみせる、誉れ高き「
エルミタージュウォッチコレクション」がその名を、世界で最も印象深い美術館のひとつから名付けられたのは、偶然ではないのです。
エルミタージュのファーストインスピレーションは北イタリア、ロンバルディア地方の語源となった遊牧民ロンバルディの象徴である四つの球から始まりました。特徴的なダイヤルの[6]のローマンインデックスは[IV]を[IIIIII]と表しています。これはMISANIの6文字をベースにギリシャ神殿のエンタシスの柱からイメージし、模したものです。

針は、その動きから、あたかもロマネスク調の円柱の上で“時間が踊っている”かのように見えます。その形や色は常に動き続けることによって“動の彫刻”を創り出しています。
「
ニューエルミタージュウォッチ」は今日のアクティブなライフスタイルに合わせてより流線型になりました。四つの球はなくなっていますが、オリジナルのフィーリングを残すように四角は美しく半円形にカットされています。サファイアガラスの形およびカットもまた、ロンバルディアの王の趣味から強い影響を受けています。